横浜市立脳卒中・神経脊椎センター

1.【病院の特色】

横浜市立脳卒中・神経脊椎センターは磯子区滝頭の住宅街に立地する300床のセンター病院です。神経内科・脳神経外科・リハビリテーション科・脊椎脊髄外科・整形外科を中心とした脳神経・脊椎・運動器疾患の専門病院です。脊椎脊髄疾患センターは2012年に、膝関節疾患センターは2018年に開設され、高度で専門的な医療機能を活用し地域医療水準の向上に寄与することを理念としております。



2.【診療科概要】

脊椎脊髄疾患センターでは、変性疾患をはじめとした頸椎・胸椎・腰椎疾患、脊柱変形疾患、脊椎外傷、脊髄腫瘍を扱っています。ナビゲーションシステム・術中神経モニタリングなどを駆使して、高難度の脊椎脊髄手術を安全、確実に実施しています。当センターは脊柱側弯症・変形疾患に特化しており、特発性側弯症・変性後側弯症・成人脊柱変形に対する手術件数は県内有数です。膝関節疾患センターでは、変形性膝関節症に対する骨切り術・人工関節置換術に特化しており、近年は救急の依頼が増加して四肢外傷も扱っています。当院は整形外科の中でも脊椎・膝に特化した専門医集団が、日々質の高い高度な専門医療を提供しようと精進していますので、患者さんにとっては大きな安心材料かと考えております。また、当院のもう一つの特色として、リハビリテーションが充実しています。リハビリ病棟に移った後は、自宅退院を目指してMAX2-3ヶ月の入院リハビリが可能ですので、リハビリ目的の転院は原則当院ではございません。安心してリハビリに専念して頂くことが可能です。



3.【主な手術内容及び件数】

2019年度脊椎脊髄外科手術件数

366

特発性側弯症に対する後方矯正固術あるいは前方矯正固定術

先天性側弯症に対する半椎切除+後方矯正固定術

壮年期特発性側弯症遺残変形に対する2期的前方後方変形矯正固定術 

24

成人脊柱変形(高度変性側弯症・変性後側弯症・脊柱後弯症・腰曲がり・骨粗鬆性椎体骨折後変形を含む)に対する前方後方同時あるいは

2期的前方後方変形矯正手術、椎体骨切り+矯正固定術

29

変性側弯症・腰部脊柱管狭窄症に対する前方後方脊椎固定術 

14

腰部脊柱管狭窄症・変性すべり症・分離すべり症・変性側弯症・不安定型の腰椎椎間板ヘルニア・再発などに対する後方椎体固定術

130

腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症に対する鏡視下手術あるいは

腰椎椎弓形成術

33

骨粗鬆性椎体骨折に対する骨セメント充填+後方固定術

21

高度骨粗鬆性椎体圧潰・椎体骨折に対する前方あるいは後方進入椎体置換術+後方固定術

13

頚椎症性脊髄症・頚椎後縦靱帯骨化症に対する頚椎椎弓形成術あるいは後方除圧固定術 

36

頚椎症性脊髄症・神経根症・萎縮症・頚椎椎間板ヘルニアに対する頚椎前方除圧固定術 

15

胸椎黄色靱帯骨化症・後縦靱帯骨化症に対する後方除圧あるいは

後方除圧固定術

5

脊髄腫瘍・化膿性脊椎炎・外傷に対する手術・その他 

46


2019年度膝疾患センター手術件数

194

高位脛骨骨切り術

19

高位脛骨骨切り術+骨移植(骨壊死)

4

人工膝関節置換術

54

人工股関節置換術

1

抜釘術

8

骨軟骨柱移植

1

骨折(人工骨頭を含む)

5

その他

2



4.【診療体制】

スタッフは脊椎脊髄外科・整形外科を合わせて6人です(院長を含めると7人)。外来は月曜から金曜の毎日、午前・午後で行っており、紹介状がなくても受診出来ます。2020年の4月からは毎週火曜と木曜に専門外来として側弯・脊柱変形外来を開設しています。手術は一般的な脊椎変性疾患(腰部脊柱管狭窄症・変性側弯症・頚椎症性脊髄症)、骨粗鬆性椎体骨折の手術が多く、月曜から金曜の毎日、午前・午後で行っております。当院の特徴的な点としては、より専門的な治療を必要とする側弯・脊柱変形の手術件数が多く、医師・看護師・検査技師・理学療法士が特化しているところです。スタッフが増えましたので、手術は毎日並列施行が可能で、椎体骨折・麻痺・頸髄損傷・外傷など緊急手術も十分対応出来ます。